【JAVA】開発環境で作成したサンプルプログラムを簡単に解説
以前のブログで、開発環境の作成をご紹介しました。
その際に使用した「サンプルプログラム」の内容を簡単に紹介したいと思い、今回このブログを記載することにしました。
<開発環境を作成しよう!のブログ>
1.「開発環境の作成」のブログで使用したサンプル
改めてサンプルのプログラムを記載しました。
「Sample.java」 ファイル
public class Sample {
public static void main(String args) {
// 出力するだけのサンプルのプログラムです
System.out.println("サンプルプログラム!");
}
}
前回の「開発環境の作成」は、あくまでも「作成」を目標にしていたので、細かい説明は省いていました。
そこで、「これってどういうことなんだろう」と疑問を感じた方もいるかなと思い、解説編を記載することにしました。
<疑問の例>
・なんか.classファイルっていうのが出てきたんだけど何?
・javaファイルとclassファイルって何が違うの?
・ソースコードの中身、1行1行どんな意味があるの?
こういった疑問へ解説をしていきたいと思います。
2.javaファイルとclassファイル
まずはjavaファイルとclassファイルの違いからです。
・javaファイル
ソースコードが記載されたファイル。
java言語で記載されており、人が読み書きすることができる。
・classファイル
コンピュータが読むことができる言語が記載されている。
簡単に図にしてみました。
javaファイルとclassファイルについて、何となくイメージつかめましたでしょうか?
コンピュータ言語(=クラスファイル)の中身は一般の人には読めませんが、翻訳は「jdkさん」がやってくれるので、ソースコードの作成に注力することができます!!
3.サンプルプログラムの中身
次はサンプルプログラムの中身です。
今回は『概要を簡単に』を主眼に細かい説明は個別に紹介していきたいと思います。
<改めてサンプルプログラム>
public class Sample {
public static void main(String args) {
// 出力するだけのサンプルのプログラムです
System.out.println("サンプルプログラム!");
}
}
①クラスの定義
まずはクラスの定義です。
サンプルプログラムでは以下の部分。
1行目と最終行ですね。
public class Sample {
}
それぞれ以下の意味があります。
可読性と「クラス」の宣言とクラス名の3つを書いているのかぁ、とざっくり認識していただければOKです。
※可読性・・・アクセス修飾子ともいわれます。
そのクラスがどこから参照できるかを規定します。
例としては以下のようなものがあります。
・publicはどこからでも参照可能
・privateは同じクラスファイル内でしか参照できない
②関数(メソッド)の定義
次は関数(メソッド)の定義です。
サンプルプログラムでは以下の部分。
2行目と5行目ですね。
public static void main(String args) {
}
③関数の中身(処理)
最後に関数の中身(=処理)を記載します。
サンプルプログラムでは以下の部分。
3行目と4行目ですね。
// 出力するだけのサンプルのプログラムです
System.out.println("サンプルプログラム!");
// (ダブルスラッシュ)で始まる行はコメントです。
コメントは処理実行時には無視される行なので、何を書いても大丈夫です。
基本的には「これから記載する処理はなにをするのか」を簡潔に記載します。
コメントを記載することで、どんな人が見てもわかるソースコードが作れるようになります。
最後に、「System.out.println("サンプルプログラム!");」の部分です。
ここが今回のサンプルプログラムで実行される「処理」の部分になります。
System.out.println()関数は、「標準出力」と呼ばれます。
()内に記載している文字をコマンドラインに出力するだけです。
4.おわりに~補足:引数について~
いかがでしたでしょうか。
初心者向けの簡単な紹介ということで、概要レベルの紹介となりました。
可読性(アクセス修飾子)の種類、引数の型の種類などは、たくさんあります。
このブログでも少しずつ紹介していきたいと思っていますが、インターネット上に、 すでにたくさん情報が出ておりますので、そちらもあわせて確認してみることをオススメします!!
<例:アクセス修飾子についてまとめているサイト>
<おまけ1 引数について>
3章で「引数」という言葉が出てきました。
引数は、その関数を実行するときに受け渡せるパラメータです。
具体的には以下のように使います。
public class Sample4 {
public static void main(String args) {
// 出力するだけのサンプルのプログラムです
System.out.println(args[0]);
}
}
標準出力に、関数実行時にわたされるパラメータの値を出力するよう変更してみました。コマンドラインで実行するとこのようになります!
Sample4 を実行するときに「あいうえお」というパラメータをわたしました。
実行すると出力に「あいうえお」が出てくる仕組みになります。
※パラメータは、実行コマンドの後ろに半角スペースを入れて、指定します。
例)java Sample4 あいうえお
<おまけ2 参考書>
以前紹介した入門書より1段上のレベルで、わたしが使っているjavaの勉強本になります。今回記載した内容についても、細かいところまで記載しているので、気になる方はぜひ!!
今回は、以上になります。
最後までご覧いただきありがとうございました。