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【JAVA】開発環境で作成したサンプルプログラムを簡単に解説

以前のブログで、開発環境の作成をご紹介しました。

その際に使用した「サンプルプログラム」の内容を簡単に紹介したいと思い、今回このブログを記載することにしました。

 

<開発環境を作成しよう!のブログ>

ysneuneu.hateblo.jp

 

 

1.「開発環境の作成」のブログで使用したサンプル

改めてサンプルのプログラムを記載しました。 

「Sample.java」 ファイル

public class Sample {
    public static void main(String args) {
        // 出力するだけのサンプルのプログラムです
        System.out.println("サンプルプログラム!");
    }
}

 

前回の「開発環境の作成」は、あくまでも「作成」を目標にしていたので、細かい説明は省いていました。

そこで、「これってどういうことなんだろう」と疑問を感じた方もいるかなと思い、解説編を記載することにしました。

 

<疑問の例>

・なんか.classファイルっていうのが出てきたんだけど何?

javaファイルとclassファイルって何が違うの?

ソースコードの中身、1行1行どんな意味があるの?

 

こういった疑問へ解説をしていきたいと思います。

 

2.javaファイルとclassファイル

 

まずはjavaファイルとclassファイルの違いからです。

 

javaファイル

ソースコードが記載されたファイル。

java言語で記載されており、人が読み書きすることができる。

 

・classファイル

ソースコードコンパイルしたあとのファイル。

コンピュータが読むことができる言語が記載されている。 

 

簡単に図にしてみました。

f:id:ysneuneu:20210508075737p:plain

 

javaファイルとclassファイルについて、何となくイメージつかめましたでしょうか?

コンピュータ言語(=クラスファイル)の中身は一般の人には読めませんが、翻訳は「jdkさん」がやってくれるので、ソースコードの作成に注力することができます!!

 

3.サンプルプログラムの中身

次はサンプルプログラムの中身です。

今回は『概要を簡単に』を主眼に細かい説明は個別に紹介していきたいと思います。

 

<改めてサンプルプログラム>

public class Sample {
    public static void main(String args) {
        // 出力するだけのサンプルのプログラムです
        System.out.println("サンプルプログラム!");
    }
}

①クラスの定義

まずはクラスの定義です。

サンプルプログラムでは以下の部分。

1行目と最終行ですね。

public class Sample {

}

それぞれ以下の意味があります。

f:id:ysneuneu:20210508081636p:plain

 

可読性と「クラス」の宣言とクラス名の3つを書いているのかぁ、とざっくり認識していただければOKです。

 

※可読性・・・アクセス修飾子ともいわれます。

そのクラスがどこから参照できるかを規定します。

例としては以下のようなものがあります。

・publicはどこからでも参照可能

・privateは同じクラスファイル内でしか参照できない

 

②関数(メソッド)の定義

次は関数(メソッド)の定義です。

サンプルプログラムでは以下の部分。

2行目と5行目ですね。

    public static void main(String args) {

    }

f:id:ysneuneu:20210508082709p:plain

③関数の中身(処理) 

最後に関数の中身(=処理)を記載します。

サンプルプログラムでは以下の部分。

3行目と4行目ですね。

        // 出力するだけのサンプルのプログラムです
        System.out.println("サンプルプログラム!"); 

 

// (ダブルスラッシュ)で始まる行はコメントです。

コメントは処理実行時には無視される行なので、何を書いても大丈夫です。

基本的には「これから記載する処理はなにをするのか」を簡潔に記載します。

コメントを記載することで、どんな人が見てもわかるソースコードが作れるようになります。

 

最後に、「System.out.println("サンプルプログラム!");」の部分です。

ここが今回のサンプルプログラムで実行される「処理」の部分になります。

System.out.println()関数は、「標準出力」と呼ばれます。

()内に記載している文字をコマンドラインに出力するだけです。

 

4.おわりに~補足:引数について~

 

いかがでしたでしょうか。

初心者向けの簡単な紹介ということで、概要レベルの紹介となりました。

 

可読性(アクセス修飾子)の種類、引数の型の種類などは、たくさんあります。

このブログでも少しずつ紹介していきたいと思っていますが、インターネット上に、 すでにたくさん情報が出ておりますので、そちらもあわせて確認してみることをオススメします!!

 

<例:アクセス修飾子についてまとめているサイト>

java-code.jp

 

<おまけ1 引数について>

3章で「引数」という言葉が出てきました。

引数は、その関数を実行するときに受け渡せるパラメータです。

 

具体的には以下のように使います。

public class Sample4 {
    public static void main(String args) {
        // 出力するだけのサンプルのプログラムです
        System.out.println(args[0]);
    }
}

 

標準出力に、関数実行時にわたされるパラメータの値を出力するよう変更してみました。コマンドラインで実行するとこのようになります!

 

f:id:ysneuneu:20210508085840p:plain

 

Sample4 を実行するときに「あいうえお」というパラメータをわたしました。

実行すると出力に「あいうえお」が出てくる仕組みになります。

 

※パラメータは、実行コマンドの後ろに半角スペースを入れて、指定します。

 例)java Sample4 あいうえお

 

 

<おまけ2 参考書>

以前紹介した入門書より1段上のレベルで、わたしが使っているjavaの勉強本になります。今回記載した内容についても、細かいところまで記載しているので、気になる方はぜひ!!

 

今回は、以上になります。

最後までご覧いただきありがとうございました。