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【JAVA】変数の使い方

プログラミングを行う際に、「変数」という言葉をよく見聞きしますよね!

 

・変数って何?

・どうやって使うの?

 

これからプログラミングを始めようとする方の中には、こういった疑問を抱く方もいらっしゃると思います!

 

今回は、Javaを題材に下記の点について紹介していきます!

・変数とはどういうものなのか

・代表的な変数の型

・具体的な使い方

 

 

1.変数は値を入れる箱

タイトルの通り、変数は「プログラム上で値を入れる(=記憶しておく)箱」です。

 

いざプログラムを書こうとすると、同時に複数の値を保存しなくてはいけない!という場面が多くあります。

 

<例>

「30」という値を記憶しておきたい ⇒ 変数a

「50」という値を記憶しておきたい ⇒ 変数b

記憶した2つの値「30」と「50」を足したい  ⇒ 変数c = 変数a + 変数b

 

このようなときに、一時的に値を記憶させておく場所として「変数」をつかいます。

<例>にもあるとおり、記憶させたい値ごとに「変数名」をつけて宣言する必要があります!

 

 

2.代表的な変数の型(Java)

Java言語でよく使われる代表的な型を以下の表にまとめました!

全ては網羅できていませんが、実際にいくつか開発案件をしてみて使用頻度が高いものを抜粋してみました! 

 

f:id:ysneuneu:20210518201934p:plain

 

※配列やコレクションについては、別ブログで紹介していきたいと思いますので、今回は割愛します!

 

3.具体的な使い方

 

最後に変数の具体的な使い方についてみていきましょう!

 

ポイントとしては以下の通りです。

・宣言が必要

・初期化が必要

・代入の方法

・参照の方法 

一つ一つ紹介していきますね。

 

①宣言が必要

まずは「こういう変数を使うよ」という宣言が必要です。

必要なものは、データ型変数名の2つです。

つまり、『宣言=使用する変数名とそのデータ型の決定』になります。

 

下記のように指定します(データ型と変数名の間は、半角スペースです)。

データ型 変数名;

 

代表的な方で具体例を挙げると以下のような感じです。

String str;

int num;

boolean flag;

 

宣言は、ここまででおわりです!

 

②初期化が必要

宣言の次は初期化です。

初期化を簡単に説明すると、「この変数は、プログラム開始時点ではこういう値に設定します!」ということです。

 

初期化は下記のように指定します。

変数名 = 初期値;

 

先ほどの説明で、初期化がわかりづらかったかもしれません。

下記にソースコードを部分抜粋して記載しました!

 

// 宣言

int a;

int b;

int c;

// 初期化

a = 0;

b = 1;

c = 0;

// 処理

c = a + b;

以下、文字にて解説!!

// 初期化 の部分で、変数a,b,cそれぞれの「プログラム開始時点での値」を設定します。

// 処理の部分で、変数cの値を更新します(cの「プログラム開始時点の値」は上書きされなくなります)。

 

なお、①の宣言と②の初期化を、以下のようにしてまとめて記載することもできます。

String str = "Sample";

int num = 0;

boolean flag = false;

 

③代入の方法

続いて代入になります。

②初期化のところでも少し触れましたが、「=」を使用することで、変数の値を上書きすることができます。

 

変数名 = 値;

 

下記、②初期化のソースコード例と解説を、そのまま再掲しますね。

// 宣言

int a;

int b;

int c;

// 初期化

a = 0;

b = 1;

c = 0;

// 処理

c = a + b;

以下、文字にて解説!!

// 初期化 の部分で、変数a,b,cそれぞれの「プログラム開始時点での値」を設定します。

// 処理の部分で、変数cの値を更新します(cの「プログラム開始時点の値」は上書きされなくなります)。

 

④参照の方法

最後に参照の方法になります。

参照は、変数名を直接指定してあげるだけで可能になります。

 

こちらも簡単なソースコードを部分抜粋して、下記に記載しました!

参照の代表的な使い方としては、下記があります。

(1)別の変数へ代入

(2)標準出力

(3)条件判定

 

// 宣言

int a;

int b;

int c;

 

// 初期化

a = 0;

b = 1;

c = 0;

 

// (1)別の変数へ代入 ⇒ aとbを参照している

c = a + b;

 

// (2)標準出力 ⇒ cを参照している

System.out.println( c );

 

// (3)条件判定 ⇒ cを参照している

if (c == 0) {

  //何らかの処理

}

 

 

<おまけ>

参照の紹介時に「==」が登場しました。

「=」と「==」の違いを簡単に紹介しておきます。

 

a = b    : 代入(bの値をaに入れる)

a == b : 比較(aとbが等しい値かを判定する)

 

4.おわりに

いかがでしたでしょうか。

今回は変数とはどういうものか、とその使い方を紹介しました。

 

下記にサンプルプログラムを記載しておきますので、変数の使い方(宣言、初期化、代入、参照)について、ぜひ復習してみてください。

 

public class Variable {

  public static void main(String[] args) {

    // 宣言

    String str;

    int num;

    boolean flag;

 

    // 初期化

    str = "Sampleです";

    num = 10;

    flag = true;

 

    // 宣言&初期化

    int number_one = 1;

    int number_two = 2;

 

    // 代入

    int number_three = number_one + number_two;

 

    // 参照

    System.out.println("strの値 : " + str);

    System.out.println("numの値 : " + num);

    System.out.println("flagの値 : " + flag);

    System.out.println("number_threeの値 : " + number_three);

  }

}

 

<実行結果>

f:id:ysneuneu:20210518201402j:plain

 

今回は、以上になります。

最後までご覧いただきありがとうございました。