【JAVA】演算子の基礎:まずはこれだけ抑えておこう!
以前のブログにて「変数」の基礎を紹介しました。
今回は「変数」に並んでプログラミングに必須となる「演算子」について、『まずはこれだけでも覚えておこう!』というものを紹介します。
JAVAの演算子というと、一般的に以下6種類があげられます。
・算術演算子
・インクリメント、デクリメント
・比較演算子
・代入演算子
・論理演算子
・ビット演算子
これからプログラミング・JAVAを勉強しようとする際に、いきなりすべてを理解するのは難しいと思います。
今回は、最低限抑えておきたいものとして、①算術演算子、②比較演算子、③論理演算子の3種類を紹介します!
1.算術演算子
主に四則演算をするときに使います。
プログラムを開発する以上、データ 特に 数字の計算が頻出します。
そのため、四則演算を担当する算術演算子は外せません!
最優先で慣れてしまいましょう。
・・・といっても、「四則演算」というだけあって、そこまで難しくはないです。
<代表的な算術演算子 5つ>
ちなみに「+(足し算)」は、文字列の結合もできてしまいます!!
サンプルコードと実行結果を記載しておくので、ご覧ください。
<サンプル>
public class Caliculate {
public static void main(String args) {
// 宣言&初期化
int a = 10;
int b = 3;
// 算術演算子の確認
System.out.println("算術演算子の確認");
System.out.println("a + b = " + (a + b));
System.out.println("a - b = " + (a - b));
System.out.println("a * b = " + (a * b));
System.out.println("a / b = " + (a / b));
System.out.println("a % b = " + (a % b));
System.out.println();
// +(加算)演算子は文字列の結合も可能
String hello = "Hello";
String world = "World!";
// 文字列結合の確認
System.out.println("文字列結合の確認");
System.out.println(hello + world);
}
}
<実行結果>
以上、算術演算子でした。
2.比較演算子
データの大小を判定するときに使います。
こちらもシステム開発(≒プログラミング)では頻出なので、優先度高めです。
<代表的な比較演算子 6つ>
「比較演算子」の名前の通り、演算子の両辺の値を比較していますね。
比較した結果を「true(正しい)」か「false(誤り)」かで返却します。
一部抜粋でサンプルを記載します!
<サンプル>
public class Compare {
public static void main(String args) {
// 宣言&初期化
int a = 10;
int b = 3;
// 比較演算子の確認
System.out.println("比較演算子の確認(一部抜粋)");System.out.println(a != b);
System.out.println(a > b);
System.out.println(a <= b);}
}
<実行結果>
以上、比較演算子でした。
3.論理演算子
複数の条件判定式を評価するときに使います。
比較演算子で1つ1つの式を評価するプログラムを記載することもできますが、論理演算子を利用すると、すっきりしたプログラムが記載できるので、ぜひ覚えておきましょう!
<代表的な論理演算子 3つ>
<サンプル>
public class Logical {
public static void main(String[] args) {
// 宣言&初期化
int a = 1;
int b = 3;
// 論理演算子の確認
System.out.println("論理演算子の確認");
System.out.println( a == 1 && b == 2);
System.out.println( a == 1 || b == 2);
System.out.println(!(a == 1) );}
}
<実行結果>
たとえば「a == 1 && b == 2」は、下記のプログラムとやっていることは一緒なのですが、論理演算子を使ってしまえば1行で書けてしまうのでスマートです!
if ( a == 1) {
if ( b == 2 ) {
// true(正しい)
} else {
// false(誤り)
} else {
//false(誤り)
}
以上、論理演算子でした。
4.おわりに~他の演算子は?~
今回は、最低限抑えたい演算子の種類として3つ紹介しました。
①算術演算子
②比較演算子
③論理演算子
これでほとんどのプログラムは書けるようになりますので、まずは上記3つをマスターしてみてください!!
~おまけ:ほかの演算子種類について~
・代入演算子
こちらは算術演算子が理解できればすぐに理解できます。
基本的には、「計算した結果を変数などに代入する」目的なので「=」を使うことになります。
<例>
int a = 3 + 4;
これの応用として、「計算しながら代入する」という演算子もあります。
<例>
int a = 10;
a += 3;
意味合いとしては
a = a + 3;
と同じです。
つまり「aは13という値で上書き」されます。
『元の値に、右辺の値を足した結果を、元の変数に代入する』といった感じです。
算術演算子さえ理解できてしまえば、こちらの理解も早いと思うので、優先対象からは外しました。
・インクリメント、デクリメント
こちらは、演算子の勉強というより、ループ文とセットにして理解してしまったほうが楽なので、優先対象からは外しました!
いずれループについても更新していく予定なので、そちらで紹介しますね。
・ビット演算子
業務アプリケーション開発では、あまり見かける機会がなかったので、優先対象からは外しました!
ただし、ビットの考えは基本情報技術者試験など、基礎試験でも問われるところなので、余力のある方は調べてみると良いです!
が、今回紹介した3種類の演算子が理解できてからでも問題はないです!!
<参考サイト>
今回は以上になります。
ご覧いただきありがとうございました。